いいことあるかな

20220507の早朝。庭でシモツケの花の写真を撮っていたら、不審な虫を発見。


これは大変!
なんだかよくわからないけれど頭だか尻尾だかのゲジゲジした感じ。色も何とも不穏な虫だーと思っていたら、テントウムシの蛹らしいことが判明。ちょっとグロテスクだけれどテントウムシかあーと、ひと安心。


翌々日の220509
色がはっきりしてきていた。よし、テントウムシならこわくない、と見守ることに。


220512 仕事から帰宅すると、何と、すっかりテントウムシになってしまっていた。出てくるところを見てみたかったから少し残念。
黒いテントウムシが出てくるとは想像していなかった。なんだか色が、黒っぽいべっこう飴風。


220513
翌日には黒色がはっきりとしてきていた。
つやつやしてきれい。この数日で、この変化。
不可思議すぎる。あの頭か尻尾のゲジゲジは、でこぼこの背中は、一体この子のどこになってしまったのだろう。形も色も何もかもが元の姿とかけはなれている。
子供の頃は虫も今よりは少し身近で、変態なんていう言葉も理科ではよく出てきた気がするけれど、今回、変化を目の当たりにして改めてびっくり。久々に子供の頃の純粋な驚きと、何とも不思議なものを見た感動を思い出した。

しばらく雨続きだったので、晴れた日に外に放そうと、しばらく同居することに。
エサ代わりに、水に浸して柔らかくしたビスケットの欠片を入れてみた。(ネットに誰かがそう書いていたし…ほんとか?とは思ったけれどやってみた。)
ちょっと食べてくれていた、と思う。生き延びてくれてたし。



220515 朝
元いたシモツケの葉に放してあげたら嬉しそうにテクテク歩いていった。ごはん、ちゃんと食べられるといいな。元気でね。

テントウムシは幸運をもたらす昆虫なんだって。
いいことあるかなあ。