セイタカアワダチソウ とセイヨウミツバチ221015
221016
繁殖力が強力で、他の植物を駆逐する帰化植物、と高校時代に教わってから、人の背丈よりも高く成長するこの花は、駆除するべきものなのだと思っていた。自宅の庭にも、どこからきたのか時々顔をのぞかせる。その度に、えいやっ…と引っこ抜いてきたのだけれど。
けれど・・・
空き地や林縁で見かける今週のセイタカアワダチソウはとてつもなくきれいに見えて、思わず撮影してしまった。鮮やかな黄色の、小さな花が、いままでになく可愛く見えた。
調べてみると、セイタカアワダチソウのもつアレロパシー物質による他の植物の生育抑制作用は、そのうちセイタカアワダチソウ自身の生育も抑制してしまうとかしないとか…。近年では、アレロパシーの性質を生かして例えば雑草などの繁殖を抑制するなんていう研究もおこなわれているとか。自己のアレロパシーの犠牲になることがあったり、農薬を使わない農業が実現したりするかもと聞くと、セイタカアワダチソウもそんなに悪いやつでもないと、そう思った。
ただ、空き地の覇権がセイタカアワダチソウに握られてしまったら、そうも言ってはいられないかな。
花言葉は「元気」「生命力」「唯我独尊」
なんだか、セイタカアワダチソウらしい。
そういえば、セイヨウミツバチも、ニホンミツバチを駆逐してるんだったなあ。