いろは丸事件と坂本龍馬 ②

いろは丸展示館 230108

いろは丸と紀州藩 明光丸の衝突の詳細や、沈没したいろは丸の潜水調査のあれこれが展示されていた。

いろは丸は海援隊大洲藩から借り受けていた船。この衝突までの経緯を見ると、何だか変。大きな方より小さな方に回避義務がありそうだし、明光丸の右への舵取りといろは丸の左への旋回、これじゃあ衝突するわけだ。いろは丸の側が操船を間違ったかなあ。本当は右に避けるのが筋。

ちょっとした当り屋風。補償の件についても龍馬は紀州藩にかなりふっかけている。

二度目の衝突は、さすがに紀州藩に非がありそうだけれど。

何度も海底の調査が行われ、沈没地点の特定と、いろは丸であろう船体の確認、それに部品や積み荷の回収が行われた。龍馬が主張していた銃火器などは、沈没地点からは見つからなかったらしいので、龍馬のはったりと交渉術に、紀州藩はまんまとやられた感が強い。

よくよく龍馬って、人をたらしたり丸めたりするのがうまかったのだろうね。坂本家、もともとが商家だし。

そうそう、展示の中にはこの方もいらっしゃった。ほぼ一話分流れていた。