おんなじ写真を4枚も…と思った方、きっといらっしゃるよね。
もう一度、一枚目から、木々の手前に写る白いものに注目して見てみてください。動画じゃないので分かりにくいのですが、大きな大きな粉雪のようなものが飛んでいるのです。
もうすぐ7月になるのに、北の大地では粉雪がものすごい勢いで舞っています。
なんて…。
粉雪かと見間違うほどの白いふわふわの正体は、コレ。よーく見るとふわふわの中に種子が見えます。
ポプラの綿毛 240625
衣服にも容赦なく降り積もります。
ポプラの綿毛なのです。本当に軽くてふわふわ飛び回っていて、車が通る度に舞い上がり、落ちていく綿毛たち。落ちていく様子は本当に雪のようでした。(最初は、前方にニワトリを運ぶトラックでも走っているのかと思ったワタシ)
しかし、道路わきの山林には一見するとポプラの木があるようにはみえないのだけれど…。ヤナギ科の種子の綿毛は柳絮(りゅうじょ)と呼ばれ、種子は風に乗って散布されます。しかも種子の大きさに対する綿毛の分量が、タンポポ綿毛の比ではない。親木のそばで芽吹かないように、本当に遠くへ遠くへと飛ぶようにできているらしいです。
どうりですくそばには見当たらないはずだわ。
ちなみに、ポプラの樹は↓
場所によってはこの綿毛が地面に数㎝も積もることがあるらしく、この時期のバーベキューやキャンプで火を使うときは、このポプラの綿毛に引火しないように細心の注意が必要らしい。火がついたら再びフワフワと…。山火事は怖いからね。