雨の中の開花になってしまった。すこし心細そうなウメ。
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雨に打たれて、消え入りそうな花びらの白。
香りも、晴れの日のほうがたちそう。雨雨上がれ。
梅の花は、桜よりも誠実な印象。桜ほどの華やかさはないけれど静謐で麗しい。美しい、とは少し違うのだ。
「耐雪梅花麗(雪に耐えて梅花麗し)」は、西郷隆盛が、留学する甥への激励の言葉として送った漢詩の一節。麗しという言葉のチョイスが絶妙だと、梅の花を見るたびに思い出す。
花言葉は「上品」「高潔」「忍耐」「忠実」
