クリハラリス タイワンリス
明月院にて。
鶴岡八幡宮境内にて。
今年の鎌倉では、今までにないくらい、リスの姿を見た。しかも、私が知るエゾリスやシマリスと比べるとかなりの大きさでちょっと驚く。確かに、昔からリスを見かけることはあったけれど、それはごく稀だった。
人気の鎌倉のお菓子に、リスをあしらったパッケージがあるけれど、なんでかなーと思うくらいのことだったし。
それが、今回はリスの多さに、妙に納得してしまった。
どうして鎌倉にこんなにリスが多いのかと調べてみたら、ペットだったものや動物園で飼育されていた個体が逃げ出して、ここ数十年で増えたのだそう。当然、日本のリスではないので特定外来生物として実は駆除対象なのだって。
日本の在来リスよりも大きいし、ねずみの仲間でもあるので環境への適応力も高くて繁殖力も強い。今年はさらに数が増えていて、あちこちでニュースになっていたもよう。
ただ、お寺が多い鎌倉では、殺生を善しとしないことから、駆除がなかなか進まない現実もあるとか。動きを見ているとかわいいのだけれど、尻尾がふさふさのねずみだと思うと、ちょっと怖くなってきた。
最近では横浜辺りの市街地でも出没するらしく、千葉のキョンとか、どこぞのハクビシンとかと同じように住民の暮らしにもストレスを与えているみたい。
かわいいんだけれどねー。