江田船山古墳
熊本に残る古墳群の一つ。前方後円墳。
ここからは、大和政権がその勢力を九州にまで広げていたことを示す、ワカタケルの名が刻まれた鉄剣が出土したことは有名な話。
墳丘には自由に登れる。
その昔、大和政権と呼ばれた大和地方の勢力は、剣や鏡を授けながら全国の豪族たちを従わせたという。
授けられた鏡は、それぞれの地方で社に祀られ、その社は後に、神社と呼ばれるようになっていく。
宗教と政治の関わりが毎日のように報じられているけれど、宗教と政治は、最初から結び付いたものだったのだということか。
その是非は、さまざまな角度からあろうけれど、憲法にあるように政教分離を明確にするにはまだまだ課題が多いことは明確。
ただこの古墳の墳丘に登り木々の木陰に立つと、日本の創成期に思いを馳せるのみで、そんなことはどうでもいいか、という気になった。
220722