カタクリ

カタクリ 片栗 230307

花芽

春の訪れを告げる花のひとつ、カタクリ。まず柔らかい葉が地面をわって芽吹いてくる。葉が地面の土を分けて日の光の下に顔を出す、そのエネルギーって、相当なものだと思う。

やがて細い茎のてっぺんにうつむいた可憐な花を咲かせる。高さは15㎝ほどで、うっかりしていると踏んでしまいそう。

私のような者にうっかり踏まれてしまわないように、傍らに小枝が立てられている株が多かった。花を大事に思う誰かが立ててくれたんだね。

花芽が上がってない葉は鈴蘭にも似ている。一面に密生したならどんなにかきれいだろう。もっとも、この鹿児島では難しいのかな。

花の時期も短くて、あっという間に終わってしまう。春を告げる役割とその花の可憐さ、花時期の短さからか、「春の妖精」「スプリング エフェメラル」のひとつといわれている。

花言葉は  「初恋」「寂しさに耐える」