特攻花



オオキンケイギク 大金鶏菊 220509
花言葉は「いつも明るく」「きらびやか」

存在感のある黄色い花が、風に揺れながら咲きだした。

明るい花言葉をもつこの花を、鹿児島では「特攻花」とも呼ぶ。

太平洋戦争末期、ちょうど特攻作戦が激しくなったこの時期に野に一面に咲いていたという。特攻の命を受けたパイロットは一面に咲くこの花を見ながら、基地を飛び立った。この黄色は、新緑と白っぽい花が多いこの季節のなかでよく目立つ。機上からも、よく見えたに違いない。

黄色はビタミンカラーなんていうけれど、風に揺れながら咲くこの花を見るときは、いつも少し悲しい気持ちになる。