後悔と焦り

サネカズラ  ビナンカズラ   美男葛  221106

他の木に覆い被さるように伸びたカズラ。赤い粒々の集合体の実がクリスマスツリーの飾りのようにたわわにぶら下がって実っていた。

これだけ実がなっているということは、花も咲いたはずだけれど、花の時期を見逃していると思うと、なんてもったいない…と感じてしまう。

次にこのカズラの花に出会えるのは、きっと、ほぼ一年後。そう考えると、毎日がとても貴重なものに思えてくる。

今までどれだけ、見たいものを通りすぎ、やりたいことをやらずに、生きてきたのだろう。

そんなことを少しだけ、植物たちに教えてもらった気がした。焦るってこんな気持ちだったんだ。

来年はこの花が咲いているときに、ここに来られるだろうか。花に出会えるだろうか。