またひとつ

ベニバナトチノキ 紅花栃木

雄花の蜜標。黄色味がかって見えるのはこれの影響なのね。

230506

雨模様だったけれど、パチリ。

街路樹として沿道に植栽された、マロニエの園芸種。花のひとつひとつは、長い雄蕊がツツジみたいだった。葉っぱはクリノキみたいに縁がとげとげ。

雄花と両性花があるみたいだけど、花序の一番下の花には雌蕊があるかなあ…。これが両性花ね。かなり少なくない?

セイヨウトチノキアメリトチノキの複雑な交配で生まれたらしく、実はほぼならないとか。接ぎ木で増やすしかないみたい。

葉っぱはクリノキのようで、花色は不思議なピンク色。黄色味がかっている。この黄色にも意味があるらしく、蜜を溜めている間だけ、花びらが黄色味を帯びるんだって。これを蜜標といって、蜂くんたちはこの色を見分けて花に集まるらしい。そういえば蜂は黄色い花粉団子、いっぱいつけてるものね。ちゃんと花粉の色を識別しているってことかな。

花は時間とともに黄色が薄れ赤みを増していき、散っていく。

植物と虫のスゴさをまたひとつ知ってしまった感じ。

花言葉は「博愛」「贅沢」「天分」「天才」