昼間の月

ネムノキ 合歓木 230626

梅雨が空けたような空の色。合歓木を見上げたら、上弦の月が浮かんでいた。

久しぶりの昼間の月。梅雨時で空が見えないこともあるのかもしれないが、最近は月を見上げる時間が減った。

 

夏目漱石は、外国文学の翻訳のとき、「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳したらしいけれど、その翻訳って素晴らしいと思う。

「月を見上げたくなるのは誰かを思うとき」

夜空に輝く月と昼間の月の差はあっても、そう思う感覚は、確かだ。