エルダー セイヨウニワトコ 西洋接骨木
230708
少しずつ深みの違う赤い実がたわわに実った樹木を発見。実の艶が美しい。本の少しだけ、晩生の白い花が咲いていた。
ハーブとして扱われる、薬効のある植物だとか。古代ローマの時代から、民間薬として使われ、「歯痛から疫病まで」といわれるくらいさまざまな場面で活躍したらしい。だから庭に常にある木ということでニワトコ。
実も食用になるとか。
現代では、主に花を利用するのが一般的らしく、イギリスで夏に良く飲まれる発泡性の「エルダーフラワーシャンパン」は、この花穂を砂糖水とレモン果汁に漬けて作られたもの(わたしは当然飲んだことはないけれど)。
花から溶け出したイースト成分が発酵して、シャンパンのような飲み物になるんだって。
ほかにもエルダーコーディアル(まあエルダーシロップって感じかな)もこの花から。
最初にやってみようと思った人、スゴいよね。しかも、そのプクプク泡の出るものを飲んでみるって…。
いにしえびとのチャレンジ精神のおかげで、現代の豊かな生活があるということか。
花言葉は「愛らしさ」「熱心」「思いやり」
「哀れみ」「苦しみを癒す」
そうそう、あの世界一有名な魔法学校の魔法の杖も、どうやらこの木で作るらしいよ。