お堀
魚が悠々と泳いでいる。
鯛だよ。
昔は3重の堀をもつ、海に面した城だった高松城。埋め立てにより外堀はなくなり、海と一体だった掘も、今ではこの、たったひとつの水門によって海と繋がっているらしい。
ブラタモリで見た、月見櫓を楽しみにしていたけれど、修復中で見られなかった。(7月まで修復工事だって)
それでも、広々とした玉藻公園は気持ちが良かった。
鞘橋
江戸時代中期には屋根つきに改修されたそう。屋根がないと日に濡れるから…が理由ではないよね。風情と橋を長持ちさせるためなのかな。
天守閣跡
天守閣は残っていないけれど。天守からは広い庭と三重の堀、海が臨めてさぞかし良い景色だっただろうな。この天守閣、地下室があったらしい。
木造建造物が多く湿度も高い日本では、古いものを古いまま、その頃のままで遺さない(遺せない)ことも理解はできるけれど、堀を埋め立ててしまったり、海に面した城の海側を埋め立ててしまったり、少し残念。
だけれど、江戸時代の間にもたくさんの改修や改築が行われてきたのだと考えると、時代に合うように、形は変わっていくものなのかもと思えた。
時代時代で当時の人も、古いものを遺すことと革新することのバランスについて、同じように感じていたのかもしれない。